2013年06月09日更新
福祉・くらし・子育て犠牲に巨大開発
「保育園に入れず、仕事にも戻れない」「介護を続けてきたけど、もう限界。なのに特養が１０００人待ち」
──アベノミクスで負担増、暮らし守る都政が今ほど求められているときはありません。
「たった６分の時間短縮に、２兆円」 そんなばかげています。
都政の重点政策「アクションプログラム2013」では、１ｍ１億円、総額２兆円もかかる外環道などの巨大開発に総事業費の３１％をつぎ込む一方、子育て対策はわずか２％、高齢者対策は、３％にすぎません。外環道の目的に「渋滞解消」を掲げますが、環状８号線（３１Ｋｍ）の走行時間は、たった６分短くなるだけ。
関越・東名間１６キロの外環道の見直しで、認可保育園３万人分と特養老人ホーム２万人分の増設は、あわせて3キロ分程度で実現できます。
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江東区から出ている都議の対応は？
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●予算案が、「投資的経費を増やし外環道整備を着実に推進するものになっている」と評価
〈議事録より〉
「とりわけ、特筆すべきは、投資的経費を一般歳出ののびを上回る４．７％と着実に増加させ、石原都政初の８千億円台にまで到達させていることです。内容も、外郭環状道路の整備や、鉄道の連続立体交差化といった東京の将来を切り開く公共投資を着実に推進するとともに、中小企業の受注機会や雇用の創出にもつながる都市基盤施設の維持、更新や道路補修や学校の耐震化などの事業を積極的に実施するものとなっております」
（２０１０・３・１９ 経済・港湾委員会）
●「東京都議会外郭環状道路建設促進議員連盟」の幹事長として、「外環道整備は１日も早く行うべき」と推進
〈議事録より〉
「道路網の整備の大きな事業であります外環道の整備の件ですが、この委員会にも所属されております遠藤委員が議員連盟の会長でありますし、私もその議員連盟で幹事長をさせていただきまして、ＣＯ２の削減やそしてまた東京の国際競争力の強化、地域の活性化、また先程来から議論がされております災害防止の面におきまして、災害時の物資の輸送に大きく役立つ外環道の整備は、一日も早く行うべきであると考えております。また、ミッシングリンクを解消して、しっかりとした高速道路のネットワークを構築すべきだという考えを持っております」
（２０１２．１１．１３ 都市整備委員会）
「都議会民主党は、…外環道や国際コンテナ戦略港湾の整備についても着実に進めていきます」
（２０１０．９．２８ 本会議 代表質問）
●外環道の早期完成にむけ、いっそうの取り組みをと要望
〈議事録より〉
「三環状道路について、地域住民の理解と協力を得て、早期完成を目指し、首都高速中央環状品川線を着実に整備するとともに、東京外郭環状道路の早期の実現に向け、いっそうの取り組みを行うこと」
（２０１１．３．３ 環境・建設委員会）
○木内委員 まず、道路整備についてでありますけれども、（略）三環状道路や骨格幹線道路整備を初めとして、鉄道の連続立体交差事業など、これはもう挙げれば切りがないテーマがあるわけでありますけれども、この２３年度予算の中で、申し上げた、東京の道路整備に対する、まず基本的な考え方を明らかにしてもらいたいと思います。
○吉原道路建設部長情報基盤整備担当部長兼務（略） このため、都では首都圏三環状道路や、都市の骨格を形成する幹線道路の整備、連続立体交差事業などを重点的に実施しております。また、骨格幹線道路を補完する地域幹線道路の整備や快適な歩道、自転車走行空間の確保、無電柱化、街路樹の充実なども積極的に実施しております。
○木内委員 今答弁のあった各事業に対しても反対をする政党があるのだが、いつも不思議に思うんですよね。反対しながら、できた道路を一生懸命走って選挙をやったり生活の手段にしているわけでありまして、どこの党とはいいませんけれども、矛盾した話しだと思うんです」
（２０１１．３．１ 環境・建設委員会）
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